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涙のゆくえ [きょうのできごと]

本日、母方の祖父の17回忌の法事でした。

ババ様の年齢的にも、参加できるのはこれが最後だろう、ということで、職場にも無理を言ってお休みをもらいました。

 

いつもそうなんですが、お経を聞いている間、じいちゃんに申し訳ない気持ちでいっぱいになるのです。

今の生活を送っていること、じいちゃんが生きてたら何て言うのかな、と。

じいちゃんが亡くなった時に元教師だったことを知り、すずゆめも目指すことにしたんですが、紆余曲折を経て、のほほん社会人をしています。

直接、じいちゃんと約束をしたワケじゃないけど、なんか申し訳ない気がして。

でも、あたしはやりたい仕事をしている。のらりくらり、だけど自分の進みたかった道を選んでいるんだ。

じいちゃん、許してくれるよね?応援していてくれるよね?

 

お経が終わると、必ずほうじょうさん(ウチの地域では住職さん?お坊さん?のことをこう呼びます)がじいちゃんとの思い出をお話してくださるんですが、いつも知られざる逸話で、興味深いのです。

ババ様や母様でさえ知らないお話で、母様はいつも泣いています。

すずゆめも“あぁーそんなことがあったんだ”と聞いているだけなんですが、今日はなんだか知らないけど涙が止まらなくて、号泣してしまいました。

いま思えば何故あんなに泣いたのかわかりません。そんなに感慨深い話か?と聞かれれば、そうでもない(苦笑)

だけど、こう、うまく言えないけど、「確かにじいちゃんが生きていた」ことを改めて感じたというか・・・この込み上げてくる感情は、うーん、ナンダロネ。

もっとね、じいちゃんと話をしたかった。大学時代に進路でたくさん悩んだ時に、一番じいちゃんに相談したかったよ。

なんか、今になって急にじいちゃんが恋しくなりました。

だけど、もう、いない。

今の生活を送っていること、後悔はないけど、やっぱり不安でいっぱいなんです。

ねぇ、じいちゃん、あたし、今のままでも良い

 

法事後は、集まったメンツでお食事をしました。

カニと海老の高級料理フルコースで、すずゆめご満悦。涙、ドコ行った?(苦笑)

おなじみの韓流ファンが揃いに揃っているので、おのずと話題はそちら方向になったんですが、どちらかというとすずゆめはK-POP 路線なので、少々ついていけないハメに。

でも、おばちゃんが『シヌ(=ヨンファ)とキム・ヒョンジュン、どっちがカッコイイ?』と急に振ってきたときは、間髪入れずに答えました。

 

 

「シヌさん」

 

 

ちょうどリアルに『イタズラなkiss』を観てるっちゅーのに、あえてコチラを選択。

自分でもビックリした答えに、へぇーそうなんだ、とヒトゴトな感じでツッコミ。イヤ、しかしながら究極の選択だな(苦笑)

 

帰り際に、ババ様が“せっかく仕事を休んで来てくれたから”とおこづかいをくれました。あたしが出席したことが、相当、嬉しかったらしい。

ありがとう、ババ様。

舞台チケとイケメン雑誌に吹っ飛んでゆくことは知らないんだろうなぁ・・・大切に使わせてもらおう。


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